1.動詞終止形 + ともなく/ともなしに( +していると/していたら)…。
不知不觉地……。无意中……。
かくともなしにかいていたら、腕が赤くなってしまった。
抜けそうな歯をさわるともなくさわっていたら、本当に抜けてしまった。
青い空を眺めるともなしに眺めていたら、何だか、心が落ち着いてきた。
ファッション雑誌を読むともなくページをめくっていると、昨日デパートで見た服と同じ服が載っていた。
散歩がてらに来るともなく公園の前へ来た。
2.体言 + ならでは(の)…。
除……之外。除非……。只有……。
常与否定的表现相呼应。
奇跡ならでは命を全うすることができなかったろう。
偶人ならではそんな愚論を信じる者はない。
横浜は港町ならではの異国情緒あふれる町である。
彼の演技はベテラン俳優ならではの貫禄がある。
この問題はこの方法ならでは解決できない。
3.体言 + に即して…。
适应……。符合……。就……。
このプランは現実に即していない。
現実に即して考える。
消費者の動向に即した販売戦略を考えないと、会社として生き残れない。
その件については現実に即してもう一度考えてみる必要がある。
今までの経験に即してあなたが一番よいと思う方法でやってみなさい。
4.体言 + はひとり体言だけでなく(のみならず)…。
不只……。不光……。不单……。
包装ゴミ問題については、ひとり行政のみならず商品を生産している企業としても考えなければならない。
高齢化の問題はひとり高齢者のみならず、社会全体の問題として考えてゆかなければならない。
就学生のビザの問題はひとりわが校のみならずすべての日本語学校にとって頭の痛い問題だ。
地球はひとり我々人間のみならず、そこに住む生き物全体の共有財産である。
日米貿易摩擦はひとり両国のみならずほかの国にも大きな影響を与えている。
5.動詞基本形 + やいなや…。
刚一……就……。一……就……。
彼は入って来るやいなや仕事にかかった。
彼は私を見るやいなや逃げ出した。
バーゲン会場のドアが開くやいなや、人々はいっせいに会場になだれ込んだ。
アルコールに弱い田中さんは、ビールを一杯飲むやいなや、寝てしまった。
ラッシュ時のホームではドアが開くやいなや/客が、どっと電車からなだれ出た。
6.動詞未然形 + んばかりだ(んばかりに?んばかりの)…。
几乎要……。眼看就要……。
泣き出さんばかりの顔で頼みこんだ。
陳さんは飛び上がらんばかりに驚いた。
ホームの向こう側にいた友達が、のどばかりさけんばかりの大声で私の名前を呼んだ。
出かけようと思っていたら、雨が今にも降り出さんばかりの空模様になってきた。
新人歌手は突然歌詞を忘れてしまい、泣き出さんばかりの顔でステージに立っていた。
7.動詞未然形 + んがため…。
为了……。
あの議員は、当選せんがために有権者の家を一軒一軒まわった。
学生たちは試験に合格せんがために夜遅くまで勉強した。
留学生せんがため、貯金に励んでいる。600万円たまったら留学したいと思っている。
ストレスを解消せんがために休暇を取ってのんびりと海辺の別荘で過ごした。
彼女は転職せんがために、学校に通って技術を身につけようとしている。
8.用言連体形?体言 + (の)ゆえ(に)…。
因为……。由于……。
病気ゆえに卒業が遅れた。
これも幼い子どもゆえにお許してください。
その国は戦時下ゆえ、わずかな食糧しか手に入らない。
ここは盆地ゆえに、夏はかなり暑い。
日本は天然資源に乏しいゆえに、工業原材料を海外からの輸入に依存している。
9.動詞終止形 + べからず。
禁止……。不许……。不能……。
無用の者立ち入るべからず。
痰を吐くべからず。
池の魚を取るべからず。
ペット連れで公園内を散歩するべからず。
ここにゴミを捨てるべからず。
10.動詞終止形?体言 + にたえる(たえない)…。
(不)值得……。(不)堪……。
この機械はまだ使用にたえる。
彼のスピーチは聞くにたえないものだった。
その演奏は十分鑑賞にたえるものだった。
この本は読むにたえない悪文だ。
暖かいおもてなしをいただき感謝にたえません。