1保険に入った時
2人がたくさん集まった時
3お金が大きな額になったとき
4火事や病気になったりしたとき
問2②「保険の基本的な考え方」に含まれるものはどれか。
1事故で死んだり、家が火事になったりする人は少ない
2みんなで少しずつお金をだし合えば、不幸にあわない
3自分が死んだ後のことを心配しても仕方がない
4自分が不幸にあう心配をする人はあまりない
正解
(1)-3 (2)-2 (3)-3 (4)問1-4 問2-1
次の文章を読んで、後の問に答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一
つ選びなさい。
この文章は、取材(記事などを書くために、人から話しを聞くこと)について書かれたものです。
最も大切なことは、自分がその相手から聞くべきことを知っておくことである。これはあまりにも当たり前の事で、人に話しを聞こうとする場合の当然の前提だから、とりたてて注意を払うべきことではないと思われるかもしれない。しかし、私に言わせれば、これ以上に本質的に大切なことは何もなく、あとは大部分が瑣末なテクニック論である。
「問題を正しくたてられたら、答えを半分見出したも同然」
とよくいわれる。これはまったく(①)。同様に、聞き取りに際しても、聞くべきことはわかっていれば、半分聞き出したも同然なのである。
最近私は、人に取材するばかりでなく、人から取材されることも結構多くなった。2それでわかったことは、自分で何を聞くべきかが充分わかっていないで人にものを聞く人間がいかに多いかである。
「いかがですか?」
「ご感想をちょっと??????」
と水を向けるだけで、相手が何かまとまりのあることを当然にしゃべってくれるものだと思い込んでいるおめでたいジャーナリストがあまりにも多いのだ。まるで3こちらがラジオかテレビのような機械で、「きっかけの一言」というスイッチを入れると、あとは自動的に番組が流れ出てくるものとでも思っているかのようだ。
こういう人がおおくなったのも、4テレビの悪影響だろうと思う。テレビのインタビューというと、実際、一言水を向けるだけで、べらべらまくしたてる人が大部分なのだ。世の中にはしゃべりたがりの人が多いのも事実だが、テレビの場合は、編集をしたり、事前の打ち合わせをしたりしているから、しゃべりたがりでない人もしゃべりたがりのように見えてしまう。私にしても、ほんとは非常に無口の人間なのだが、テレビを通してしか知らない人はよくしゃべる男と思っていることだろん。
そう思い込んでいるひとがジャーナリストの中にもいて、そういう人が私を電話取材すると5妙なことになる。
「〇〇について、ちょっとご感想をうかがいたいんですが」
「はい」
といったまま私は黙っている。先方は、それだけで当然私がしゃべりだすのだろんと思って、やはり黙って待っている。しばらく奇妙な沈黙がつづく。やがて、先方がどうもスイッチがちゃんと入っていないらしいと考えたのか、6もう一度スイッチを入れ直す。
「〇〇について、ちょっと感想をうかがいたいんですが」
「はい。どうぞ」
と私は答える。「どうぞ」といわれてはじめて先方は、水をむけただけでは足りなくて、なにか質問をしなければいけないのだということに気がつく。(中略)
安易な問い方をし、それに安易に答え、その安易な答えに満足して問答を終わるという最近のテレビ?インタビュー的風潮に私は反発しているので、いいかげんな質問者にはわざと意地悪く質問を返し続けることがよくある。はじめの問いがいいかげんでも、自分の中に問うべきものをしっかり持っている人は、質問をかえされたとき すぐにきちんとした質問で切り返すことができるものである。しかし、それを持たない人はまともな質問がついにできない。
注1瑣末な:重要でない
注2水を向ける:相手が話し始めるようにすること
問1(①)に入ることばとして適当なものは何か。
1不思議である
2おかしい
3ただしい
4同じである