58( )、あいさつは人と人を結ぶ言葉だということができます。また、59互いに
結ばれている間柄で発せられる言葉だということができます。
だが、あいさつに限らず、言葉というものは、本来、60( )と言えます。私たちが言葉を使うときは、大抵の場合、相手に自分の考えや気持ちを伝えようとするのです。「私は中学一年生です。」や「お茶をいっぱいください。」や「綺麗な花だなあ。」など、すべてそうではないでしょうか。私たちはこういうふうに、考えや気持ちを通じ合うために、毎日言葉を交わして、周囲の人たちと結ばれています。つまり、人と人との結ぶつき、社会生活というものは、言葉によって成り立っていると言わなければなりません。
毎日の61「社会生活を幸福に送るために」、言葉の使い方に気をつけることが必要なことは、いうまでもないでしょう。ちょっとした不注意なものの言い方で、友達を不愉快にするとか、あるいは、62友達に誤解されるとかいう辛い経験を、私たちはしばしば持ちます。また、親切のこもった僅かな一言で、友達を力づけることができたり、友達に力づけられたりすることも、よくあります。人を明るくし、自分も明るくなるような言葉、すなわち、社会生活を明るくする言葉を、お互いに使いたいものです。
56.筆者は「全く無意味な言葉だ」と言っているが、どうしてそう言えるか。
A明るい声で、「おはよう」と呼びかけて親しみの気持ちを交換する。
B互いに敵意を持っていないことの表現である。
C互いに結ばれた間柄で発せられる言葉である。
D昼近くになっても、「おはよう」というのは理屈に合わない。
57.「あいさつというものはそういうふうに考えるべきものではない」とあるが、筆者はどのように捉えているか。
A自分の考えや気持ちを交換するところに意味がある。
B親しみの気持ちが交換されるところに意味がある。
C親切な一言で、人をカづけるところに意味がある。
D使い方に気を付けるところに意味がある。
58.( )に入る最も適当な言葉を選びなさい。
Aしかし Bそうはいっても
Cそれでは Dですから
59.何が「互いに結ばれている間柄で発せられる言葉だ」であるか。
Aあいさつ B明るい顔、明るい声
C明るい社会 D親しみの気持ち
60.( )に入る最も適当なものを選びなさい。
A自分の考えを相手に伝えることだ。
B自分の要求を相手に伝えることだ。
C人と人とを結ぶものだ。
Dものを考えるときに必要なものだ。
61.「社会生活を幸福に送るために」どのようなことが必要だと筆者は言っているか。
A意味のある理屈にあった言葉を使う。
B親切のこもった言葉を使う。
C敵意を持っていないと言うことが相手に分かる言葉を使う。
D自分も明るくなるような言葉を使う。
63.「友達に誤解される」のは何が原因か。
Aあいさつをしないこと。
B気持ちを通じ合おうとしないこと。
C気持ちを許し合っていないこと。
D不注意なものの言い方をすること。
(七)次の文章を読んで、後の間いに答えなさい。A?B?C?Dから最も適当なものを一
つ選んで、解答力ードに書きなさい。
私は野原や山を歩いているときに、63名前を知らない植物によく出会います。そういう時、採集してくることができる場合には、なるべくその植物の特徴のハッキリしたものを摘むなり、或いは根から掘るなりして大切に持ち帰って、植物図鑑だの、その他の私が持っている書物を頼りに64調べてみます。