Aラジオをつけよう
Bラジオを消そう
Cラジオの音っを大きくしよう
Dラジオに電池を入れよう
69、「ただの箱だ」とあるが、それはどういう意味なのか。
A電気を使わなくてすむ Bお金を使わなくてすむ
C他人の迷惑になる D何の役にも立たなくなる
70、この文章のまとめとして、次のどれが適当なのか。
A地震の時は、火事や停電が発生しやすいから、注意すべきだ。
B地震の時は、詳しい情報が早く得られるので、ラジオを生かしたいものだ。
C地震の時は、停電してテレビが見られなくなったら、仕方がないので、ラジオを聞く。
D地震の時は、ラジオより映像のあるテレビを見たほうがいい。
文章Ⅲ
程よく空いた電車の中で、暖かい日差しを浴びながら、(71)五、六歳の男の子が、しきりに隣に座った母親に話しかけている。「厚木って、かあさん、みなん厚着してるからだよね。」母親は当惑気味に微笑んでいるだけだ。空いているので、男の子の声は、車内の隅々にまで聞こえてしまう。(72)この子は変わった単語を知っているものだ。もしかして家には年寄りもいて、厚着がいいとか悪いとかよく話題になるのだろう、などと思う。
電車が次の駅につくと、今度は「エビナって、かあさん、エビがたくさん取れるんだよね。」母親の返事がないものだから、「じゃないかな?エビが無いから、海老名なのかな。」こんな小田急線の地名解釈につくり込まれているうちに、(73)私はもう降りなければならなかった。この子は何と頭のいい子なんだろうと思いながら。いや、頭のいいのはこの子にかぎらない。この年頃に子供たちは、大人が永遠に失ってしまった、言葉の獲得にとっての、あの黄金時代のさなかにいるのだ。言葉はまだ響きの中に生きていて、子どもはその響きと対決し、自分なりに解釈し、秩序付けようとして、必死でもがいているのだ。(74)そんなとき、大人は決して、文字や書物の「注1」さかしらな知識を、「注2」振りかざして、子どもの実験をからかってはならない。大人の知識は、自らの経験を超えた他力によるものだが、子どもの解釈は、ひたすら自力で挑んだ作品である。(75)
「注1」さかしら:自以为是
「注2」振りかざす:大肆标榜(自己的)主张
問題:
71、「五、六歳の男の子が、しきりに隣に座った母親に話しかけている」とあるが、男の子は何について言っているのか。
A家にいる祖父母の話 B覚えたばかりの言葉
C駅名の意味の解釈 D思いつたこと
72、( )に入れる言葉として、次のどれが適当なのか。
Aそのうえ Bそれなのに Cそういえば Dそれにしても
73、「私はもう降りなければならなかった」とあるが、そのときの筆者の気持ちは次のどれか。
Aもっと男の子話が聞きたいという残念な気持ち
Bうるさい車内から逃げたいという気持ち
C母親が子供に注意したいという思いやりのある気持ち
74、「そんなとき」とは、どんなときなのか。
A、電車の中で突然子供が自分の考えを述べたとき
B、子供が自分の力で理解しようとしているとき
C、子供がいる電車がら降りるとき
D、子供に話しかけられたとき
75、筆者が一番言いたいことは何か。
A、母親は子供が興味深いことを言ったとき、何も言わないほうがよい